Blogger API v3を使うためのGoogle Cloud初期設定とOAuth認証の手順

公開日: 2026年7月28日

Blogger Python プログラミング 自動化

BloggerをPythonなどのプログラムから操作して自動投稿したいと考えたとき、最初に必要となるのが「Google Cloudの設定とAPIの認証」です。

「OAuthって何?」「クライアントIDはどうやって取得するの?」と戸惑う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、Blogger API v3を利用するために必要なGoogle Cloudの初期設定から、初回認証をクリアするまでの手順をわかりやすく解説します。

まず結論からお伝えすると、自動投稿を始めるために必要な設定手順は以下の4ステップです。クライアントIDを発行し、初回認証で token.json が生成されれば、次回以降は無人で自動投稿ができるようになります。

ステップ Google Cloudの操作画面 主な作業内容 達成される状態・成果物
1. プロジェクト作成 APIとサービス > ライブラリ 「Blogger API v3」の検索と有効化 Blogger APIが利用可能になる
2. 同意画面設定 APIとサービス > OAuth 同意画面 外部(External)選択、テストユーザー追加 開発アカウントへのアクセス許可
3. クライアントID発行 APIとサービス > 認証情報 デスクトップアプリ用OAuthクライアントID作成 client_secret.json(身分証明書)の取得
4. 初回ブラウザ認証 ローカルPC(ブラウザ) 初回スクリプト実行と「安全ではないページ」警告回避 token.json(認証トークン)の自動生成
目次

Blogger API利用の第一歩!Google Cloud設定の全体像

Blogger APIを利用するためには、単にプログラムを書くだけでなく、Google Cloud側で「このプログラムからのアクセスを許可する」という設定を行う必要があります。

上記の表で示した4つのステップを順を追って進めることで、安全かつスムーズに認証トークンを生成し、自動投稿の基盤を整えることができます。それでは、順番に進めていきましょう。

ステップ1:プロジェクトの作成とAPIの有効化

まずは、APIを管理するための「プロジェクト」を作成し、Blogger APIを有効化します。

  1. Google Cloud Console (https://console.cloud.google.com/) にアクセスします。
  2. 画面上部のヘッダーにあるプロジェクト選択プルダウンを開き、右上の「新しいプロジェクト」をクリックします。
  3. 「プロジェクト名」(例: BloggerAutoPost など、わかりやすい名前)を入力し「作成」をクリックします。
  4. プロジェクトが作成されたら、左側のナビゲーションメニューから「APIとサービス」>「ライブラリ」を選択します。
  5. 検索窓で「Blogger API v3」と検索し、該当のページを開いて「有効にする」をクリックします。

これで、作成したプロジェクトでBlogger APIが使えるようになりました。

ステップ2:OAuth同意画面の設定とテストユーザーの追加

次に、プログラムがあなたのアカウントにアクセスする際に表示される「同意画面」の設定を行います。個人で利用する場合でも必要な項目です。

  1. 左メニューから「APIとサービス」>「OAuth 同意画面」へ進みます。
  2. ユーザータイプで「外部(External)」を選択し「作成」をクリックします。
  3. アプリ情報として以下の項目を入力し、画面最下部の「保存して次へ」をクリックします。
    • アプリ名: 任意の名前(例: BloggerApp
    • ユーザーサポートメール: ご自身のGmailアドレス
    • デベロッパーの連絡先情報: ご自身のGmailアドレス
  4. 「スコープ」の設定画面は、今回は特に何も入力せずそのまま「保存して次へ」をクリックして問題ありません。
  5. 「テストユーザー」の画面になったら「+ ユーザーを追加」をクリックし、対象のブログを管理しているご自身のGoogleアカウント(Gmailアドレス)を入力して「保存して次へ」をクリックします。
  6. 「概要」画面まで進んだらダッシュボードに戻ります。(※このときステータスが「Testing」のままで問題ありません。個人利用なら公開申請は不要です)

ステップ3:認証情報(クライアントID)の作成とダウンロード

プログラムに組み込むための「身分証明書」のような役割を持つクライアントIDを発行します。

  1. 左メニューから「APIとサービス」>「認証情報」へ進みます。
  2. 画面上部の「+ 認証情報を作成」をクリックし、「OAuth クライアント ID」を選択します。
  3. 「アプリケーションの種類」プルダウンから「デスクトップ アプリ」を選択します。
  4. 「名前」はデフォルトのままでも構いません。そのまま「作成」をクリックします。
  5. ポップアップ画面が表示されるので、「JSON をダウンロード」をクリックしてファイルをPCに保存します。
  6. ダウンロードしたファイル名を client_secret.json など、プログラムで読み込みやすい名前に変更し、実行するPythonスクリプトと同じフォルダ内に配置しておきましょう。

ステップ4:初回実行時のブラウザ認証と警告の回避方法

最後に、プログラムを実行した際の初回認証の手続きについて解説します。

  1. 準備したPythonスクリプトを初回実行すると、自動的にブラウザが立ち上がりGoogleのログイン画面が表示されます。
  2. ステップ2で登録した「テストユーザー」のアカウントを選択してログインします。
  3. ここで、「Google はこのアプリを確認していません」という警告画面が表示されることがあります。自分で作ったアプリなので焦らなくて問題ありません。
  4. 画面左下の「詳細(Advanced)」をクリックし、展開されたテキストの中にある「(作成したアプリ名)に移動(安全ではないページ)」のリンクをクリックします。
  5. Bloggerへのアクセス許可を求める画面が表示されるので、「続行」をクリックして許可を与えます。

認証が正常に完了すると、スクリプトと同じフォルダに token.json というファイルが自動生成されます。

まとめ:トークンが生成されれば次回以降は自動化可能!

お疲れ様でした。token.json が生成されていれば、Google Cloudの認証設定は完了しています。

次回以降プログラムを実行する際は、この token.json が読み込まれるため、毎回ブラウザが立ち上がって認証を求められることはありません。ブラウザ操作不要でバックグラウンドでの自動投稿が行えるようになります。

最初は難しく感じるかもしれませんが、一度設定してしまえば継続して使えるため、ぜひこの手順を参考にBloggerの自動投稿に挑戦してみてください。

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